
そもそも「創業計画書」は、どのようなものなのでしょうか?
「創業時の事業計画書」と言い換えることができます。
創業時に事業計画って必要なものなのでしょうか?
はっきり言います。必要です!
日本政策金融公庫のアンケート調査によると、「創業にあたって計画を立てましたか?」という質問に対し、
約7割の方が創業・起業にあたっての事業計画を立てていません。

出典:日本政策金融公庫 「起業と起業意識に関する調査」~アンケート結果の概要~ より
そんな感じで、なりゆきで創業・起業してしまうんですね。
なので、創業後、5年以内で2割、10年で3割の事業者が、廃業しているというデータもあります。
創業計画書が必要な大きな1つの理由
この創業計画書はなぜ必要なのでしょうか?
・出資者を含めた仲間を募るため
・新しい取引関係を構築するため
・自分自身のビジネスを自分なりにブラッシュアップするため
など、さまざまあります。
でも、大きな目的の一つと言えるのが、 金融機関から創業融資を受けるため と言えるでしょう。
創業時に、他人が出資してくれるケースはまずありません。
よほどお世話になっている取引先や、前職の社長などが、出資してくれるパターンもゼロとは
言いませんが、私が見てきた限り、創業時に親族以外から出資してもらっている事業者は10%以下です。
そう考えると、創業時の初期投資や当分の運転資金は、自己資金で工面するしかないということになります。
これだと、「使えるお金に余力がない」という事態になり、創業時から自転車操業になりかねません。
そこで、重要になるのが、「創業融資」なのです。
創業融資の3つのメリット
創業融資を受けるメリットは、以下になります。
①時間の短縮
無一文でビジネスをスタートさせる人はいません。企業しようとしたとき、そのビジネスに応じた「頭金・軍資金」が必要になります。自己資金でまかなうことができれば、それに越したことはありませんが、それだけに頼るのは現実的ではありません。ゆとりのある運転資金は、軌道に乗るまでの事業の維持もしやすくなります。
②お金を貯める習慣としくみをつくる
創業計画書をまとめることは、事業のためのお金を貯める習慣としくみをつくることにも役立ちます。これも創業計画書がもたらす効果といってよいでしょう。自分の事業の内容に磨きをかけ明確にするだけでなく、「創業融資を受ける」という目的に照らせば、「そのために必要なお金を明確にして、貯める動機づけになる」という副産物もあるのです。
③自分の頭を整理する
創業計画書を作成することには、自分の頭のなかで考えていることがよく整理できるという効果もあります。「あれをやりたい」「こうやってみたい」といろいろな目標を自分の頭の中で思い描くものをいざ書き出してみると、なかなかまとまらなかったり、何かが抜けていたりします。創業計画書をまとめることで、そうした「起業時の穴」をふさぐことができれば、ビジネスの成功確率を上げることができます。
最後に
創業しようとした時に書く創業計画書。融資を受けたい場合は創業計画書がほぼ必須になりますが、そうでない場合も創業計画書を作成し、目標を達成するための道筋を示していきましょう。
あと、金融機関も「ビジネスパートナー」であり、あなたの事業を応援してくれる重要なステークホルダー(利害関係者)になるのです。
お金の調達以外にも、お客さんを紹介してくれたり、業種業態によっては、お客さんになってくれる可能性もあります。
ぜひ、創業計画を立てましょう。